非通知着信の目的と相手の正体!特定法の嘘とスマホ別の拒否設定

非通知着信の目的と相手の正体!特定法の嘘とスマホ別の拒否設定

非通知着信の目的と相手の正体!特定法の嘘とスマホ別の拒否設定の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。

ネット検索を行うと、「184を解除して折り返せば相手がわかる」「特定の追跡アプリを入れれば非通知でも画面に番号が表示される」といった情報が散見されます。しかし、情報セキュリティの観点から断言すれば、一般ユーザーが手元端末の操作だけで非通知着信の相手を特定する方法は存在しません。こうした俗説はすべて事実無根のデマ、あるいは危険なフィッシング詐欺への誘導です。

発信者が「184」を付加して発信した場合、通信キャリアの交換機レベルで発信者番号の通知が遮断されます。受信側の端末には最初から発信者番号のデータが送られてこないため、端末内のアプリがどれほど高度であっても、存在しない信号を復元することは技術的に不可能です。「非通知を解除できる」と謳う非公式アプリのインストールを試みれば、かえって自身の連絡先データや個人情報をごっそり抜き取られる被害に遭いかねません。

法治国家において非通知の発信元を突き止める手段は、法的手続きに基づいた情報開示請求のみに限定されます。

ストーカー被害や脅迫、恐喝といった明らかな刑事事件に発展している場合、警察が裁判所の令状を得て通信キャリアの通信ログ(トラフィックデータ)を差し押さえることで、初めて発信端末が特定されます。民事上の損害賠償を求める場合であっても、弁護士会照会(弁護士法第23条の2に基づく照会)を通じてキャリアへ開示を求める厳格なプロセスを要します。ネット上の安易な「裏ワザ」に惑わされ、怪しいサービスへアクセスすることは絶対に避けてください。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。