Q1:しこりニキビは放置していれば自然に消えることはありますか?
A1:軽度のものであれば数週間から数ヶ月かけて徐々に免疫細胞が組織を修復し、自然に吸収されるケースもあります。ただし、放置している間も真皮深層では炎症が持続しているため、表面上は治ったように見えても内部で組織が萎縮し、最終的に陥没したクレーターや赤黒い色素沈着が固定化するリスクが極めて高くなります。痛みを伴うしこりニキビの放置は推奨されません。
Q2:皮膚科で行うステロイド局所注射は痛いですか?保険適用されますか?
A2:極めて細い針(30〜34ゲージ)を使用するため、チクッとした軽度の痛みは伴いますが、しこりニキビ自体の炎症性疼痛と同等かそれ以下です。費用に関しては、ニキビに対するケナコルト局所注射は医院によって「保険適用」で数百円〜千円程度で行われる場合と、「自由診療」として1箇所あたり2,000円〜5,000円前後に設定されている場合があります。事前の確認をおすすめします。
Q3:市販のニキビパッチをしこりニキビに貼るのは効果的ですか?
A3:膿を吸着するタイプのパッチは、真皮深層にある硬結ニキビの内容物を吸い出すことはできません。しかし、「指先で無意識に触ってしまう物理的刺激を遮断する」「外気中の雑菌や摩擦から患部を守る」という保護目的においては一定の有用性があります。ただし、毛穴を完全に密閉して長時間蒸れた状態が続くとアクネ菌が増殖しやすくなるため、長時間の貼りっぱなしは避け、清潔な状態で使用してください。
Q4:しこりが治った後に皮膚の中に硬い塊だけが残ってしまいました。これは何ですか?
A4:炎症が治まった後に残る硬い感触は、激しい炎症によって傷ついた真皮組織を修復するために作られた「線維組織(瘢痕組織)」の塊である可能性が高いです。多くの場合、数ヶ月から半年程度のターンオーバーを経て少しずつ柔らかく平坦化していきます。ただし、ケロイド体質の方は赤く盛り上がった「肥厚性瘢痕」に移行する場合があるため、赤みや痒みを伴って盛り上がってくる場合は皮膚科でトラニラストの内服やステロイド外用などの治療を受けてください。