布団を所有し続ける家庭にとって、最大のストレスは収納スペースの圧迫です。長年定番とされてきた来客用布団の圧縮袋を活用した収納術ですが、現場のプロからは思わぬデメリットも指摘されています。
羽毛布団を強力な掃除機で限界まで圧縮すると、フェザーの芯が折れて復元力が著しく低下し、保温性が損なわれるリスクがあります。また、ビニール袋内の結露によってカビが発生する事故も後を絶ちません。圧縮袋を使用する場合は、圧縮率を約3分の1程度に留め、必ず防湿剤・防虫剤を同梱するのが鉄則です。
これに対し、現在主流となっている来客用布団の収納アイデアが「布団を収納袋ごとインテリアクッションに変える」という手法です。厚手の帆布やコーデュロイ生地で作られた専用カバーに掛け布団や毛布を畳んで詰め込むことで、リビングの大型クッションやオットマンとして日常使いできます。押し入れの貴重なスペースを1ミリも消費せず、客人が来たときだけ中身を取り出して寝具として展開する運用がスマートな暮らしの新常識となっています。