山奥に行列ができる理由とは?熊本・山都町「おちかラーメン」の真相

山奥に行列ができる理由とは?熊本・山都町「おちかラーメン」の真相

山奥に行列ができる理由とは?熊本・山都町「おちかラーメン」の真相についての疑問解決ガイドをお届けします。

熊本県山都町の中心部、通潤橋からもほど近い旧矢部町エリアに店舗を構えるおちかラーメンは、数ある熊本ラーメンの老舗名店の中でも際立った個性を放っています。熊本ラーメンといえば、豚骨スープに鶏ガラをブレンドし、仕上げにマー油(焦がしニンニク油)やフライドガーリックを効かせるスタイルが全国的に知られていますが、同店の仕上がりは一般的なチェーン店とは一線を画す力強さを誇ります。

寸胴でじっくりと炊き込まれた豚骨ラーメンのスープは、骨の髄から抽出された重厚なコクとトロみがありながら、後味に嫌なしつこさを残しません。そこに漆黒の焦がしニンニクと香ばしいチップが加わることで、立ち上る湯気とともに食欲を刺激する圧倒的なアロマが完成します。中太のストレート麺がスープと脂をしっかりと持ち上げ、ひと口すするごとに深い旨味が口いっぱいに広がります。

かつて街道の要所として栄えた山都町において、長年地域の人々の胃袋を支えてきた歴史と、時代に流されず愚直に守り抜かれてきた製法こそが、山都町グルメのランチにおける絶対的なランドマークとして君臨し続ける所以です。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。