熱狂的なブームが一段落した後も、この視覚的表現は映像作品やアートの世界へと波及していった。園子温監督による映画『愛のむきだし』をはじめとするエポックメイクな映像作品において、ポーズが持つ歪んだ衝動や解放感の象徴としての側面が巧みに取り入れられ、作品に強烈なリアリティと毒気を注入した。
メディアを超えたこの伝播は、サブカルチャーの文脈にとどまらない。イラストレーションやアニメーション、さらには現代アートの領域に至るまで、身体表現の古典的モチーフとして定着。文脈を組み替えながら消費され続けることで、時代を超えたポップカルチャーのアイコンとしての地位を固めていった。