日本最大級のテキストコミュニティとして君臨してきた2ちゃんねるは、権利関係やドメインをめぐる紛争を経て、現在の5ちゃんねるへとその姿を変えた。この名称変更と運営体制の刷新は、国内の匿名掲示板文化における巨大な転換点だったと言える。プラットフォームの名称が変わろうとも、そこに集うユーザーの気質や殺伐とした空気感、そして独特の連帯感は脈々と受け継がれてきた。
匿名掲示板という空間は、言論の自由を象徴する避難所であると同時に、誹謗中傷やフェイクニュースの温床になり得る諸刃の剣でもあった。裁判闘争やサーバー管理の課題、法改正による書き込み規制の強化など、幾多の荒波を乗り越えながら、巨大掲示板は形を変えて生存し続けている。