芸能人のメンタルヘルスを語るうえで避けて通れないのが、ソーシャルメディアを通じた激しいバッシングです。かつてはテレビや雑誌の一方向的な批判にとどまっていたものが、現在はスマートフォンを開けば24時間いつでも直接届く匿名の誹謗中傷へと変化しました。些細な発言の切り抜きや私生活の疑惑が瞬く間に拡散され、人格そのものを否定されるような言葉が何万件と浴びせられます。
ネット上の批判に対してタレント側が声を上げると「有名税」「プロ失格」とさらなる炎上を招く構造があり、被害者が反論できずに耐え忍ぶ構図が長く続いてきました。デジタル空間での監視ストレスは自律神経や精神を著しく蝕み、個人の許容量を超えたトラウマを植え付ける要因として深刻視されています。