海の中だけでなく、空を見上げた際に「くじらのしっぽのような形の雲」を発見して話題になることがあります。二股に分かれた扇状の雲は、SNS等でも「見ると願いが叶う吉兆」として拡散される傾向にあります。
気象学的な見地から解説すると、くじらのしっぽに見える雲の多くは、上空の高い高度に発生する巻雲(けんうん)や巻積雲、あるいは局所的な風のシア(風速・風向の急激な変化)によって引きちぎられた積乱雲の残骸(かなとこ雲の端など)です。
特に先端が二股にカールした巻雲は、上空に湿った強い気流(ジェット気流など)が流れ込んでいる証拠であることが多く、「半日から翌日にかけて天気が下り坂に向かう前兆」となるケースが少なくありません。荒天の予兆となり得る一方で、スピリチュアルな解釈では「溜まった感情の雨が降る前の浄化サイン」「古いサイクルが終わり、新しい風が吹く前触れ」として前向きに捉えられます。