インターネット上で話題になるトレンドの中には、数週間で完全に姿を消す「打ち上げ花火型」と、数年にわたり生活様式として定着する「文化定着型」が存在します。ここを混同してしまうと、ビジネスでも個人発信でも手痛い見誤りを犯すことになります。
短命に終わるトレンドの典型は、「ビジュアルの奇抜さだけ」を売りにした商品やコンテンツです。写真や動画を1度撮って投稿したら目的が達成されてしまうため、リピート需要が生まれません。対照的に、生活の中で実用的な利便性をもたらすものや、コミュニケーションの円滑化に寄与する言語・ポーズなどは息の長い定番へと育ちます。
「バズっている=すべての層に受け入れられている」という短絡的な認識は禁物です。界隈ごとに細分化されたアルゴリズムの箱庭の中で起きている熱狂なのか、それとも社会全体へ波及するポテンシャルを秘めた動きなのかを冷静に見極める視点が欠かせません。