2026年8月に惜しまれつつ生産終了を迎えた日産フーガですが、2026年現在の中古車市場における流通量は依然として豊富です。世代や年式によって相場には明確な階層が存在しており、予算に応じた選択肢が広がっています。
初代にあたるY50系(2004〜2009年)は、底値圏を推移しており、車両本体価格15万〜45万円前後で取引されています。すでに初度登録から15年以上が経過しているため、底値での流通がメインとなっています。続く2代目のY51系前期・中期(2009〜2015年初期)は、ボリュームゾーンが40万〜90万円前後まで下落しており、100万円以下の予算で十分に狙える高級車として認知されています。
一方、インフィニティバッジを掲げ、エクステリアや遮音性が劇的に刷新された日産フーガ Y51 後期(2015〜2026年)は、状態の良い個体を中心に120万〜260万円前後をキープしています。新車価格に対する残価率(リセールバリュー)で見ると、一般的なSUVやミニバンと比較して明らかに下落ペースが速いのが特徴です。この急激な値落ちは、車両自体の根本的な品質低下によるものではなく、中古車流通における需要と供給のアンバランスによって引き起こされています。