インターネット上で散見される鶴仙渓遊歩道に関する誤解や、ガイドブックではあまり触れられない盲点を整理します。
第一の誤解は、「平坦な川沿いの舗装道路がずっと続いている」という思い込みです。実際には渓谷の谷底へと下り、再び橋の袂へと登るため、数十段に及ぶ高低差のある階段昇降が複数回発生します。特にこおろぎ橋周辺やあやとりはしへの連絡階段は傾斜があり、足腰に不安がある方にとっては相応の運動負荷となります。
第二の盲点は、季節ごとの日照時間と気温差です。鶴仙渓は深いV字谷の形状をしているため、温泉街の通りに比べて日照時間が短く、気温が2〜3度低く感じられる傾向があります。新緑の初夏でも川沿いは冷たい風が抜けることがあり、秋の紅葉シーズン(11月)は午後3時を過ぎると急速に薄暗くなり冷え込みます。薄手の上着を用意し、日没前の明るい時間帯に散策を終えるスケジュール管理が重要です。