2人の真価は、裏原宿ブームの終息後にこそ発揮されました。ストリートの文脈をハイファッションの頂点へと接続した功績において、2人は世界規模のパイオニアです。
藤原ヒロシ率いるfragment design(フラグメント)は、ナイキやモンクレール、さらにはルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)やフェンディといった最高峰メゾンとの協業を次々と成功させ、「ストリートとラグジュアリーの融合」という21世紀のファッショントレンドを決定づけました。
一方のNIGOも、ファレル・ウィリアムスとの協業や自らのブランドHUMAN MADE(ヒューマンメイド)の成功を経て、LVMH傘下の歴史的メゾン「KENZO」のアーティスティックディレクターに就任。日本人として高田賢三以来となる快挙を成し遂げました。
かつて原宿の裏通りでTシャツを手売りしていた2人が、いまやパリやミラノのファッションウィークを動かす存在となった事実は、裏原系ブランドが持っていた影響力の大きさを証明しています。