ブライダル関係者や結婚式の受付担当者から寄せられた「実際に現場で困惑した事例」を検証すると、書き方以外にも見落としがちな所作の盲点が浮き彫りになります。
特に多いトラブルが以下の5点です。
- 中袋の住所・氏名抜け:新郎新婦が式後にご祝儀を集計する際、中袋に名前がないと「外袋と中身がバラバラになって誰からいくら頂いたか分からなくなる」という致命的な事態を招きます。
- 新札のお札の向きの間違い:結婚式では必ず銀行やATMで用意した「新札(ピン札)」を用います。新札のお札の向きは、中袋の表側(金額を書いた面)に対して、お札の肖像画が表かつ上側にくるように揃えて入れるのが正しい作法です。
- ふくさの包み方マナーの逆転:ご祝儀袋をバッグからそのまま取り出すのはNGであり、必ず「ふくさ(袱紗)」に包んで持参します。慶事のふくさは「右開き(左側を先に折り、最後に右側をかぶせる)」が鉄則です。左開きはお悔やみ事(弔事)の包み方となるため厳重な注意が必要です。
- ボールペンでの記入:受付で受け取った際、ボールペンの細い文字は事務的かつ粗雑な印象を与えてしまいます。中袋であってもサインペンや万年筆、筆ペンを用いるのがマナーです。
- 外袋の折り返しが下向き(お悔やみ折り):外袋の裏側の折り返しは、「下の折り返しを上の折り返しにかぶせる(上向き)」にします。「幸せを受け止める」「上昇する」という意味があり、上をかぶせて下向きにすると弔事の包み方になってしまいます。