女性警察官の実態と過酷な日常|年収・倍率から結婚事情まで全解剖

女性警察官の実態と過酷な日常|年収・倍率から結婚事情まで全解剖

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採用試験の難関を突破した新採用者が最初に直面するのが、都道府県警察学校での全寮制生活です。大学卒は6か月、高校卒は10か月の初任科教養期間中、民間社会の常識は通用しない徹底的な規律訓練が課されます。

女性警察官の警察学校での生活は、毎朝6時の起床点呼から始まります。教官の怒号が響く中でのベッドメイキングや清掃点検、分単位で管理されたスケジュール、スマートフォンの使用制限や外出・外泊の厳格な許可制など、プライバシーはほぼ皆無です。教場と呼ばれるクラス単位での連帯責任が徹底され、一人のミスが教場全体のペナルティにつながる重圧に晒されます。

訓練カリキュラムにおける最大の関門が武道と実科訓練です。柔道または剣道の初段取得が義務付けられるほか、拳銃操法、逮捕術、警棒操作、重装備を身につけての警備走など、極限まで肉体を追い詰める訓練が連日続きます。入庁前の女性警察官の体力試験の難易度自体は「腕立て伏せ」「上体起こし」「反復横跳び」「シャトルラン」など一般的な水準ですが、警察学校入校後に要求されるフィジカルレベルは別次元です。腕力で勝る男性教官方を相手に制圧技術を叩き込まれる過酷さに、初月の段階で涙を流し退校届を出す者も後を絶ちません。

実際に警察学校を修了した元巡査の女性は、当時の手記で次のように振り返っています。

「入校初期は過呼吸になる同期が出るほど精神的に追い詰められました。しかし、凶悪犯と対峙した際に自分の身を守り、相勤員(パートナー)を守るための絶対的な防衛本能を身体に染み込ませる場だったと、現場に出てから痛感しました」

山田 真由
著者

山田 真由

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