エアコン内部クリーンで部屋が暑い&臭い真相!電気代とカビ予防の全事実

エアコン内部クリーンで部屋が暑い&臭い真相!電気代とカビ予防の全事実

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冷房をオフにした直後にエアコンが勝手に再稼働し、室温が急上昇する現象に戸惑うユーザーは多いはずです。この現象の背景には、エアコン内部で発生する「結露水」とメーカーが設計した乾燥システムが関係しています。

冷房や除湿(ドライ)運転中のエアコン内部では、冷えたアルミフィン(熱交換器)に空気中の水分が触れ、氷水を入れたグラスの表面のように大量の水滴が付着します。この水分を放置すると、湿度80%以上の高湿度環境が数時間持続し、カビにとっての理想郷が完成してしまいます。そこで作動するのが内部クリーン機能です。

エアコンの内部クリーンにおける暖房運転の仕組みは、単なるファンの回転ではありません。多くの機種では、最初の数十秒から数分間に送風を行った後、熱交換器を加熱するために約10〜30分間の「微弱暖房運転」または「ヒーター加熱」へ移行します。熱交換器の温度を意図的に引き上げて水分を蒸発させ、最後に再び送風運転で湿気を機外へ逃がすという3段階の工程を踏むのが一般的です。

一方、ユーザーからよく疑問視される内部クリーンと送風運転の違いは、加熱プロセスの有無にあります。通常の送風運転は室温の風を循環させるだけのため、アルミフィンの奥深くに溜まった水分を完全に蒸発させるまでに2〜3時間以上かかります。内部クリーンは微弱な暖房熱を利用することで、約60〜90分という短時間でユニット内部を骨の髄まで乾燥させる設計になっています。つまり、エアコンの内部クリーンで部屋が暑い理由は、内部をカラカラに乾かしてカビの発生を防ぐために、必要な熱エネルギーを一時的に室内へ放出している物理的現象に他なりません。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。