旧西尾邸を訪れるにあたって、ネット上の情報で最も混同されやすいのが「一般公開と見学の自由度」に関する点です。足を運んでから失望しないために、あらかじめ知っておくべき決定的な事実を整理します。
誤解①:「美術館や公的資料館のように、誰でも自由に入館・見学できる」
これは最も多い勘違いです。旧西尾邸は兵庫県指定重要有形文化財ですが、現在は民間企業(バリューマネジメント)が動態保存・利活用を行っている施設です。そのため、食事や挙式の予約をしていない一般客がフラリと訪れて内部を勝手に見学することはできません。館内をじっくり見学したい場合は、レストランの利用(見学付きプラン推奨)を予約するか、神戸市や運営会社が定期開催する「特別文化財公開日」に申し込む必要があります。
誤解②:「最寄り駅からすぐ近くで迷わず行ける」
アクセス面でも事前の確認が欠かせません。最寄り駅である山陽電鉄「月見山駅」からは徒歩約10分〜12分ですが、須磨の高台に位置するため緩やかな登り坂が続きます。夏場やヒールを履いた女性、年配の同伴者がいる場合は、JR「須磨駅」または「須磨海浜公園駅」からタクシーを利用(ワンメーター強)するのがスマートです。なお、車で来訪する場合は阪神高速3号神戸線「月見山出口」から約3分で、敷地内には無料駐車場(約40台収容)が完備されています。