ネット上のレシピでは「大さじ1杯の水を加えてラップする」という記述が散見されますが、これは過剰な水分によってサヤがふやけ、シャキッとした食感が損なわれる原因になります。水洗いの際にサヤについた表面の水滴だけで十分に蒸気ドームが形成されるため、余分な差し水は必要ありません。
また、お弁当用や作り置き、冷凍保存における下処理にも見落としがちなポイントがあります。
【お弁当・作り置きの注意点】
お弁当に入れる際は、加熱後にしっかり粗熱を取り、サヤの表面および筋の隙間に残った水分を清潔なキッチンペーパーで完全に拭き取ることが不可欠です。水分が残っていると傷みの原因になるだけでなく、時間が経った際にサヤが湿気を吸って食感が損なわれます。
【冷凍保存の落とし穴】
生のまま冷凍すると解凍時に細胞が壊れて水分が抜け、繊維だけが残ったスカスカの食感になってしまいます。長期保存したい場合は、通常よりやや短め(600Wで約40〜50秒)にレンジ加熱した「固めの状態」で急冷し、ラップで小分けにしてフリーザーバッグで密閉保存します。使う際は自然解凍または凍ったまま炒め物やスープに投入することで、みずみずしさを損なわずに楽しめます。