スマホを乗り換える際、多くのユーザーが懸念するのが「5Gプランにすると毎月の携帯代が高くなるのではないか」「通信が速くなるとギガが勝手に減るのではないか」という点です。
キャリア各社の料金体系:5G/4Gの料金差は完全撤廃
ドコモ・au・ソフトバンクの5G料金比較を行うと、現在のプラン設計において「5G専用の高い料金」は存在しません。各大手キャリアは無制限プランや段階制プランを「5G/4G共通」として統合しており、サブブランド(ahamo、povo、LINEMO、UQ mobile、Y!mobile)やMVNO(格安SIM)でも、追加料金なしで5G通信が標準提供されています。
「5Gはギガの減りが早い」と言われる理由とパケット通信量の仕組み
SNSや知恵袋などで散見される「5Gにしたらパケット消費が激しくなった」という体験談には、技術的な理由が存在します。
同じ解像度の動画を再生する場合、5Gでも4Gでもパケット通信量とギガ消費の総量は完全に同一です。しかし、5G通信下では以下の現象が自動的に発生します。
- 自動画質調整の引き上げ:YouTubeやNetflixなどの配信アプリが通信の高速性を検知し、デフォルトの再生画質を「標準画質(SD/HD)」から「高画質(フルHD/4K)」へ自動で引き上げる。
- 先読み(バッファ)の高速化:動画を開いた瞬間に、数分先までのデータが一瞬でキャッシュとして読み込まれるため、動画を冒頭数秒で閉じた場合でも余分なデータ通信を消費する。
- アプリやOSの自動バックグラウンド更新:大容量通信を許可している設定の場合、重いデータ通信がバックグラウンドで瞬時に完了する。
つまり、「5Gだからデータ通信が増える」のではなく、「高速通信によってアプリ側が高画質・先読み設定を自動選択する」ことがギガ消費の真相です。ギガを節約したい場合は、アプリ設定で動画の自動再生オフや画質の手動固定を行うことで完全に防ぐことができます。