インターネット上の健康相談掲示板やSNSでは、20代から40代のビジネスパーソンから次のような切実な声が数多く寄せられています。
「会社の健診で上が115なのに下が92で再検査通知が来た。自覚症状が何もないのに本当に病気なのか」「テレワーク中心になり体重が5キロ増えたあたりから、下の血圧だけが88〜94を行き来するようになった」
産業医や循環器内科医の現場証言によると、こうした相談者の大半に共通しているのが「長時間のデスクワークによる運動不足」「睡眠時間の削りすぎ」「夕食の遅さと過度な飲酒」です。特にアルコールは、摂取直後こそ血管を広げて一時的に血圧を下げるものの、代謝される深夜から早朝にかけて交感神経を刺激し、拡張期血圧を大きく跳ね上げる原因となります。自覚症状がないまま静かに血管壁が傷つき、気づいたときには本格的な動脈硬化へと進展しているケースが後を絶ちません。