Q1:蛇口を取り付けた際、正面より少し行き過ぎてしまいました。少しだけ緩めて角度を合わせても大丈夫ですか?
A1:絶対に緩めてはいけません。ほんの数ミリでも逆回転させると、圧縮されていたシールテープが引き裂かれ、確実に隙間が生じて水漏れの原因になります。行き過ぎてしまった場合は、一度完全に水栓を抜き取り、古いテープをブラシで完全に除去した上で、巻き直して最初からやり直してください。角度が合わない場合は、巻き数を半周〜1周分増やして手締めの止まり位置を調整するのが正しいアプローチです。
Q2:シャワーホースや給水フレキ管の接続ネジにもシールテープを巻く必要がありますか?
A2:巻いてはいけません。フレキ管やシャワーホースの継手(平行ネジ)は、内部に入っている「ゴムパッキン」を押し潰すことで止水する構造になっています。ネジ部にシールテープを巻いてしまうと、ネジが奥まで入り切らず、パッキンが十分に密着できなくなってかえって激しい水漏れを引き起こします。シールテープを使用するのは、先端に向かってネジが細くなっている「テーパーネジ」の接続時のみです。
Q3:テープを巻く回数は、多ければ多いほど隙間が埋まって水漏れしにくくなりますか?
A3:それは危険な誤解です。巻き数が多すぎると、ネジ山同士が正常に噛み合わず、浅い位置で締め付けが止まってしまいます。その結果、水圧に耐えられなくなって配管が抜け落ちたり、過大な締め込み応力によって相手側の雌ネジ(給水管の継ぎ手)が破裂・破損する重大事故を招きます。家庭用の呼び径13A配管であれば、6〜8回巻きが物理的に最もバランスの取れた適正値です。