Q1:チャウチャウや甲斐犬の舌が生まれつき青黒いのは病気ですか?
A1:病気ではありません。チャウチャウやシャーペイ、あるいは甲斐犬などの一部の日本犬系品種では、遺伝的形質として口腔粘膜に高密度のメラニン色素が存在するため、舌が青紫色や黒色を呈するのが標準(犬種標準)です。ただし、そうした犬種であっても「普段の青黒さとは違う白っぽさ」や「急激な腫れ・しこり」が生じた場合は病的な異常を疑う必要があります。
Q2:歯みがき中に舌の側面に5ミリほどの黒いシミを見つけました。すぐに受診すべきですか?
A2:完全に平坦で周囲と同じツルツルした質感であり、出血や本人が気にする素振りがなければ、まずは写真を撮ってサイズを記録してください。ただし、わずかでも盛り上がっている(触るとポコッとしている)、表面がザラついている、あるいは数週間で明らかに大きくなっている場合は、口腔内メラノーマなどの腫瘍性病変を否定できないため、速やかに獣医師の触診と針生検(FNA)を受けてください。
Q3:散歩から帰ってきたら舌が真っ赤になってハァハァしています。応急処置はどうすればいいですか?
A3:まずは涼しいエアコンの効いた部屋へ移動させ、首筋や脇の下、内股の太い血管がある部分を濡れタオルや保冷剤(タオルで巻いたもの)で冷やしてください。同時に常温の新鮮な水を自由に飲める環境を整えます。もし氷水を無理やり飲ませたり、全身を一気に冷水につけると末梢血管が収縮して逆効果になります。呼吸が15〜20分経っても落ち着かない場合や、舌が赤黒く変色してきた場合は、熱中症が重症化しているため即座に動物病院へ搬送してください。