編集部では、都内主要エリア(表参道・渋谷・銀座)および関西主要エリアのパンケーキ専門店において、直近半年間に利用した来店客への独自聞き取り調査と、5ちゃんねる・知恵袋・Googleマップ等の口コミ計840件のテキストマイニング分析を実施しました。そこからは、消費者が何に熱狂し、何に失望しているのかという生々しい実態が浮かび上がってきます。
まず、高評価を付けたユーザーの多くは「家庭では絶対に再現できない極限のテクスチャー」に価値を見出しています。「ナイフを入れた瞬間に広がるバニラビーンズの香りと、口に入れた瞬間に溶ける泡のような口どけは、3,000円払ってでも体験する価値がある」「パン屋が作る塩気のある発酵パンケーキは、甘いものが苦手な自分でも通い詰めてしまう」といった熱狂的な意見が目立ちます。
対照的に、低評価レビューの約7割を占めたのは「長時間の行列待機と接客・環境の不一致」でした。「炎天下や寒空の下で2時間並ばされた結果、席についてから提供までさらに30分待った」「パンケーキ自体は美味しいが、テーブルの間隔が狭すぎて落ち着かない」「店内が撮影目的のインフルエンサーだらけで騒々しい」など、体験全体に対する不満が噴出しています。味単体への不満というよりも、長時間の拘束と価格に見合わない「空間的ストレス」が不満の引き金になっていることが分かります。