連載が止まったまま月日が流れる中で、最も多くの読者が抱いている疑問が「事実上の連載終了(打ち切り)なのではないか」という懸念です。検索エンジンやSNS上では、連載終了や未完結での幕引きを疑う声が絶えません。しかし、講談社の公式発表資料や『週刊少年マガジン』の連載陣アーカイブを確認する限り、本作が打ち切られたという事実は一切ありません。
物語がストップしたのは、2019年6月発売の『週刊少年マガジン』第29号に掲載された第616話「月夜の晩ばかりじゃない」です。この回を最後に、編集部より「作者体調不良および充電期間のための休載」が告知されました。漫画業界において、打ち切り作品は最終話で「ご愛読ありがとうございました」といった定型句とともに完結の体裁を取るか、巻末で公式アナウンスがなされるのが通例です。対して本作は、物語の佳境であるIH神奈川県予選の激闘の渦中で筆が置かれており、編集部側も復帰を前提とした「休載扱い」を維持しています。
それにもかかわらず打ち切り説が広まった要因は、約5年以上にわたり本編の更新も単行本の続刊も完全にストップしたことにあります。特に近年のWeb漫画や週刊誌市場では、半年以上の音沙汰がない作品に対して読者が「自然消滅」を疑う傾向が強まっています。しかし、公式発表と一次情報を照らし合わせる限り、打ち切りという噂はファンの不安と情報不足から生じた誤解に過ぎません。