天理高校のグラウンドからは、これまで数多くのプロ野球選手や社会人・大学野球のトップ選手が輩出されてきた。NPBの第一線で活躍した名選手たちの名簿を見れば、同校が単に勝利を追求するだけでなく、次のステージでも通用する一級品の野球技術と人間性を育んできたことがよく分かる。
現役の球児たちにとって、室内練習場や部室に掲げられた先輩たちの足跡は大きな刺激だ。「紫紺のユニフォームを着る責任」と「プロの舞台でも通用する高い意識」が日常の練習の中に組み込まれている。打席での粘り、土壇場での集中力、そして何より勝負どころでの度胸。先輩から後輩へと脈々と受け継がれてきた「勝負師の遺伝子」は、今もグラウンドでしっかりと脈打っている。