ここで指摘しておきたい盲点は、「話題になっている=実体がある」という思い込みだ。ネット上のバズは、実体の有無とは独立に発生しうる。むしろ実体が曖昧なほうが、多様な解釈が可能になり、投稿のハードルが下がる。この構造を見落とすと、いつの間にか「えいまりとはこういう人物だ」という虚構の輪郭が固定化されてしまう。
もう一つの誤解は、「検索結果の上位=信頼できる情報」という思い込みである。SEOの世界では、検索意図に合致したコンテンツが上位に来るだけで、内容の真偽は評価対象の中心ではない。実際、えいまりという語を含むページの多くは、互いに参照し合う循環参照の構造を持っている。これは情報の裏付けではなく、情報の増幅にすぎない。