ネット上には「うつ病 嘘 チェック」リストなるものが氾濫しているが、そのほとんどが医学的根拠を欠く。たとえば「アイスクリームを食べられるならうつ病じゃない」といった言説は、うつ病の症状理解として不正確である。実際、うつ病でも食欲が完全に消失するとは限らず、過食傾向を示す非定型うつ病も存在する。
また、「うつ病 診断 嘘」という検索意図の背景には、「医師が簡単に診断書を書く」という不信感がある。しかし、日本精神神経学会のガイドラインでは、診断は問診・心理検査・身体検査・経過観察を組み合わせて行うことが求められており、初診で即断することは推奨されていない。診断書はあくまで「その時点で医師が確認した状態」の証明であり、真偽の証明ではない。