高校野球ファンの間では「長野は私立強豪校が完全に支配している」という見方が根強く存在しますが、これは現場のリアルな実態を半分しか捉えていません。
確かに上位常連校には私立が名を連ねますが、公立校の育成力向上と戦術の高度化は目覚ましいものがあります。長野商、飯山、諏訪清陵、伊那北といった伝統ある公立実力校は、限られた練習時間の中でデータアナリティクスを導入。対戦相手の打球傾向や投手の配球パターンを徹底分析し、ジャイアントキリングを起こすケースが近年増加しています。
また、長野県高校野球注目選手とドラフト候補の動向に関しても誤解が見受けられます。「プロ注目選手=私立のエース」と思われがちですが、公立校にも140キロ台中盤の直球を投げる好素材や、高い身体能力を誇る大型遊撃手が点在しており、NPBスカウト陣も県内全域へ精力的に視察を重ねています。私学・公立を問わず、科学的トレーニングと自主的な目標設定を重んじる環境が県全体に浸透しているのが現在の長野高校球界の真の姿です。