荒波を乗り越えて波照間島へ上陸した旅行者を迎えるのは、手付かずの珊瑚礁と吸い込まれそうな青空が広がる圧倒的な原風景です。島内には最果ての到達感を満たす多数の波照間島観光スポットが点在しています。
その筆頭が、島の南東端・高那崎(たかなざき)の断崖にそびえ立つ日本最南端之碑です。荒々しい波が打ち寄せる琉球石灰岩の崖の上に位置し、全国から集められた石を敷き詰めた蛇のような小道(日本列島を模したモニュメント)の先に記念碑が建立されています。すぐ隣には戦争の悲惨さと平和への誓いを刻んだ「平和祈念碑」も並び、ただの観光地ではない歴史の重みを静かに語りかけてきます。
波照間島を訪れたら忘れずに手に入れたいのが、公的な記念証である日本最南端到達証明書です。自分の氏名と上陸日付、シリアルナンバーが印字された本格的な賞状形式の証明書であり、旅の達成感を形に残せる最高のお土産となっています。
証明書の入手先は複数用意されています。最も手軽なのは島内の売店(波照間船客ターミナル内の売店や名石共同売店など)での購入ですが、竹富町観光協会の公式オンラインショップや石垣港の離島ターミナル観光案内所でも取り扱いがあります。島内の売店で買い求める場合は、港から集落へ向かう途中に立ち寄るのがスムーズです。なお、集落内の売店は営業時間が不規則な場合があるため、波照間港到着時にターミナル内で確保しておくのが確実な戦略といえます。
さらに見逃せない名所として、国内トップクラスの透明度を誇り「ハテルマブルー」と称賛されるニシ浜があります。「ニシ」は八重山の方言で「北」を意味し、港の北側に位置するこの白砂の海岸は、ウミガメの回遊地としても有名です。また、夜間には南十字星(サザンクロス)を観測できる国内屈指の観測適地であり、最南端の岬近くに建つ星空観測タワー周辺で見上げる満天の星は、都会の喧騒を完全に忘れさせてくれます。