地域密着型の旗艦店として高い集客力を誇るユニー アピタ知立店ですが、ここ数年は一部テナントの相次ぐ撤退やフロアの一部閉鎖・リニューアル工事が実施されるたびに、利用者の間で不安混じりの噂が囁かれてきました。その最大の関心事は、「アピタの看板を下ろし、ドンキホーテ主体のディスカウント業態に変わってしまうのか」という点に集約されます。
流通業界の動向に詳しい関係者の証言や公式の店舗施策を紐解くと、この改装劇の裏にある明確な意図が見えてきます。アピタ知立店は、単なる日常のスーパーマーケットではなく、知立市 大型ショッピングモールの中核として広域からファミリー層やシニア層を呼び込む「ギャラリエ」業態の冠を持っています。数年前から進められている区画再編は、不採算区画の整理と、現代の消費ニーズに即した大型専門店の誘致を目的とした計画的なリフレッシュです。
「一部の昔ながらのテナントが閉店したのは寂しいが、新しい生活雑貨やアパレルが入り、通路も広くなってベビーカーでも歩きやすくなった」という地元住民の証言通り、現場で起きているのは衰退による縮小ではなく、激化する周辺商業施設との競合を見据えた戦略的スクラップ&ビルドに他なりません。