綾瀬はるかが芸能界へ足を踏み入れたのは、2000年に開催された「第25回 ホリプロタレントスカウトキャラバン」でした。応募総数数万人規模の激戦の中で審査員特別賞を受賞し、広島から上京。活動のスタート地点となったのは、フレッシュで健康的な肢体を披露した水着でのデビュー初期のグラビア活動でした。
2001年から2004年頃にかけて発売された初期の写真集(『birth』や『HEROINE』など)では、飾り気のない笑顔と類まれなるプロポーションが切り取られており、当時のヤング誌の表紙を席巻しました。しかし、本人の当時の手記やインタビューを振り返ると、急激な環境変化や体重管理に対する葛藤、ホームシックなど、決して順風満帆な道のりだけではなかったことが明かされています。
転機となったのは、2001年のドラマ『金田一少年の事件簿』での女優デビュー、そして2004年の大ヒットドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』のヒロイン役オーディションでした。過酷な役作りのために体重を増減させ、スキンヘッドになることも辞さなかったプロ意識が業界内に知れ渡り、彼女はグラビア時代のイメージを大きく超える本格派女優としての評価を確立していきました。