ふたりの出会いは、松尾翠がキャスターを担当していた競馬番組での共演がきっかけだった。アスリートとしてストイックに勝負の世界に生きる福永祐一と、明るく朗らかな人柄で周囲を和ませる松尾翠は自然と惹かれ合い、真剣交際へと発展。2013年8月に婚姻届を提出し、多くの競馬ファン・テレビ視聴者から祝福を受けた。
結婚後、福永祐一は日本ダービー3勝を含む数々の大記録を打ち立てたが、そこには常に妻の献身的なサポートがあった。減量が厳しくプレッシャーの大きい騎手のコンディションを整えるため、アスリートフードに関する知識を学び、徹底した食事管理で夫の現役生活を支え続けた。
2026年2月に福永祐一が惜しまれつつ騎手を引退し、2026年に自身の厩舎を開業して調教師へと転身した際も、松尾翠のスタンスは一貫していた。騎手時代とは異なる「経営者・チームリーダー」としての重責を担う夫に対し、家庭内を安心できる安らぎの場として整えながら、決して過度な干渉はせず、互いの領域を尊重し合う強固な信頼関係を維持している。