甲南女子大学と聞いて多くの関西在住者が思い浮かべるのが、濃紺の身頃に純白の襟、胸元にエンジ色のスカーフをきりりと結んだ甲南女子中高の制服セーラー服です。1920年の創立以来、阪神間モダニズムの象徴として愛され続けるこの制服は、関西屈指のブランド制服として知られています。
大学受験を検討する段階で「甲南女子=あの美しいセーラー服」という強い視覚的記号が刷り込まれているため、「大学でも似たような指定服があるのではないか」と連想してしまうケースが後を絶ちません。
しかし、中高から大学への内部進学組を含め、大学進学後は全員が私服へと移行します。中高時代の厳格な身だしなみ指導から一転、大学では個人の自主性と自立が重んじられる環境へとシームレスに切り替わる点こそが、同法人の教育体系における大きな特徴です。