箱庭療法はやばい?深層心理の暴走とトラウマ再燃の危険性をプロが解明

箱庭療法はやばい?深層心理の暴走とトラウマ再燃の危険性をプロが解明

箱庭療法はやばい?深層心理の暴走とトラウマ再燃の危険性をプロが解明について知っておくべき 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

箱庭療法(Sandplay Therapy)は、スイスの心理療法家ドラ・カルフ(Dora Kalff)がユング心理学を基盤に体系化し、日本においては元文化庁長官で京都大学名誉教授の河合隼雄氏が1965年に導入して広く定着させた心理療法です。

この療法が「やばい」「怖い」と警戒される最大の原因は、言語による「理性の防衛(ディフェンス)」が一切通用しない点にあります。通常のカウンセリングであれば、私たちは「話したくないことは隠す」「論理的に辻褄を合わせて話す」といった言語的な自己防衛を無意識に働かせます。しかし、砂の感触を手で確かめ、無心でミニチュアを並べる作業は、大脳新皮質による論理的コントロールを容易にすり抜けてしまいます。

制作が終わった後、完成した箱庭を眺めたクライエントは、自分でも気付いていなかった親への激しい怒り、押し込めていた絶望、あるいは性的葛藤などが視覚的・象徴的に「そこに実在している」事実に直面します。この「自分の深層心理が丸裸にされた感覚」こそが、体験者に強烈な戦慄をもたらし、ネット上で「やばい」という評判として増幅されているのです。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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