特別な道具を使わず、一般的なコピー機やプリンターで使われるA4用紙を用いて手作業で綺麗に仕上げるための標準手順を整理しました。工作用のヘラや、インクの出なくなったボールペンを用意して「事前のスジ入れ(プレスコアリング)」を行うと、仕上がりの精度が劇的に上がります。
ステップ1:用紙の準備と縦5等分の蛇腹折り
A4用紙を横長に置き、まずは横方向を5等分(または奇数の等分)にするための折り筋を付けます。定規を使って横幅297mmを約59.4mm間隔で測り、上下端に薄く印を付けます。この印に沿って、「山折り・谷折り・山折り・谷折り」が交互に繰り返される蛇腹(アコーディオン)状に折り目をつけ、しっかりと折り癖をつけてから一旦広げます。
ステップ2:傾斜をつけた横方向の折り線付け
ここが最も重要な工程です。用紙の長辺に対して直角(90度)に折るのではなく、約80度から85度の角度で斜めに傾けた平行線を引きます。縦方向の幅を約4等分から5等分(約4cm〜5cm間隔)に設定し、全体に平行四辺形が敷き詰められるように定規を当てて、インクの出ないペンなどでしっかり筋を入れます。
ステップ3:山折りと谷折りの「千鳥配置」変換
斜めの折り線に対して横方向の蛇腹折りを作っていきますが、1列ごとに山折りと谷折りが反転する「千鳥(ジグザグ)パターン」を形成します。縦の折り目と交差するポイントで、山だった折り目が谷へ、谷だった折り目が山へと交互に切り替わるように、指先で丁寧に癖をつけていきます。
ステップ4:中央へ向かって全体の折り癖を収束させる
すべての折り目を反転させたら、両手で紙の両端を持ち、斜め方向の対角線を意識しながら中央へ向かってゆっくりと押し縮めます。最初はいびつに見えても、すべての折り目が正しく山谷に分かれていれば、ある瞬間からパタパタと連動して吸い込まれるように1つの小さな長方形のブロックへと収束します。
幾何学的な作図が手間に感じる場合は、Web上で無償公開されている「ミウラ折り展開図」や「ミウラ折り型紙ダウンロード」データをA4用紙に直接印刷するのが最も確実です。印刷された実線(山折り)と破線(谷折り)の通りにスジを入れるだけで、初めての方でも狂いなく完璧な連動構造を再現できます。