エクセルで重複を探す手法は、作業の目的によって明確に使い分けるのが鉄則です。「とりあえず画面上で目立たせたいのか」「別表に重複分だけを抜き出したいのか」、それとも「データそのものを除外してユニーク化したいのか」によって、最適なアプローチは大きく3つに分かれます。
まず、手っ取り早く該当セルを視覚化したい場合は、条件付き書式による重複の色付けが最速です。対象列を選択してリボンメニューから数クリックするだけで、重複しているすべてのセルが瞬時にハイライトされます。日常の簡易チェックや、提出前の最終確認においてこれ以上の即効性を持つ手段はありません。
一方、重複件数を集計したり、「重複」という文字列を別列に表示させてフィルター絞り込みを行いたい場合は、COUNTIF関数による重複カウントが極めて有効です。行ごとに「何回目の出現か」「全体で何件存在するか」を数値化できるため、後続のデータ加工や監査ログの作成にも耐えうる柔軟性を発揮します。
さらに、Microsoft 365環境が標準となった現在では、FILTER関数による重複データ表示やUNIQUE関数での重複除外といった動的配列数式(スピル機能)を活用することで、元データに一切手を加えることなく、隣のワークシートへ一瞬で重複リストを生成できるようになりました。もはやVBA(マクロ)を組む必要すらありません。