今期のトレンドを語る上で欠かせないキーワードが、あえて不揃いな動きを作る「アンコンシャス(無意識な)・ウェーブ」だ。ロッドの太さや巻きつける角度をミリ単位で不規則に設計し、毛先にはあえて外ハネの抜け感を残す。まるで風に吹かれたかのような自然なニュアンスは、隙のない作り込み感を嫌う現代の美意識と見事に調和する。
従来の規則正しく並んだカールとは異なり、個々の生え癖や髪の落ちる位置を計算し尽くして施されるため、手ぐしを通すたびに表情が変わる。どこから見ても様になる立体的なフォルムが手に入る点も、自分らしさを尊重する現代人の感性に響いている。