「お客様の自己申告サイズと、実際にメジャーを当てた数値が一致することは、体感として2割もありません」
都内の旗艦店で10年以上フィッターを務める女性は、少し困ったようにそう打ち明ける。最も多いのは、本当はアンダーバストが細くカップが大きいのに、「自分は胸が小さいから」と思い込んで太いアンダーに小さなカップをあてがっているパターンだ。アンダーが緩ければブラジャーは背中側にずり上がり、カップの中に収まるべきバストの肉は脇や胃のあたりへと逃げ出してしまう。
逆に、窮屈さを恐れるあまりカップ容量が足りず、ワイヤーが乳腺を踏みつけているケースも後を絶たない。自分の体を「過去の固定観念」で縛りつけるのは、もうやめにするべきタイミングだ。