単なる「珍騒動」として片付けられない理由は、彼らが確かな実力を備えたキングオブコント王者であるという事実に他ならない。あの歴史的な頂点に立った夜、彼らが披露した「大きなイチモツをください」というフレーズは、日本のお笑い界に強烈な爪痕を残した。
哀愁漂う美しいメロディに乗せて、くだらなくも切ない人間の欲望を歌い上げる。歌ネタという枠組みでありながら、緻密に構成されたコントとしての完成度はきわめて高い。メロディの美しさと歌詞のくだらなさ。この極端なギャップが生み出すカタルシスこそ、彼らが長年にわたり一線で戦い続けられる最大の武器である。