森内閣の支持率はなぜ一桁まで暴落したのか?激動の舞台裏を検証

森内閣の支持率はなぜ一桁まで暴落したのか?激動の舞台裏を検証

森内閣の支持率はなぜ一桁まで暴落したのか?激動の舞台裏を検証についての真相をお届けします。

政権発足当初、内閣支持率は40%前後と決して絶望的な数字ではなかった。しかし、その土台は最初から極めて脆弱だった。小渕首相の倒れた直後、密室で決められたとされる「5人組」による首班指名手続きへの批判が、国民的な不信感の種となったからだ。

急落のトリガーは一度ではなかった。2000年5月の発言を皮切りに世論は激化。秋の「加藤の乱」で与党内の亀裂が表面化すると、支持率は20%を割り込み、致命傷となった翌年2月の事故対応によって、ついに一桁台――各種世論調査で8%〜9%台という前代未聞の数値を記録するに至った。

元官邸幹部は後にこう漏らしている。「世論の反発は想定を超えていた。何を言っても裏目に出るネガティブ・スパイラルに入り、政権浮揚の足がかりを完全に失ってしまった」。報道各社の追撃と国民の冷淡な視線が合致した結果の惨状だった。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。