冷凍唐揚げに対する最大の不満として挙がるのが、「レンジでチンすると底面が水分や油分で湿気てべちゃべちゃになる」という現象です。これは、電子レンジのマイクロ波が肉内部の水分を一気に気化させ、逃げ場を失った水蒸気が衣の内側に滞留することが原因です。
この問題を根本から解決し、専門店のようなサクサク・カリカリの衣を復活させる手順は以下の通りです。
【ステップ1:電子レンジによる「内部解凍」】
平皿の上にキッチンペーパーを1枚敷き、その上に間隔を空けて唐揚げを並べます。ラップは絶対にかけません。パッケージ裏面の指定時間よりも10秒〜20秒ほど短めに設定し、中心部を軽く温める程度に加熱します。キッチンペーパーが溶け出した余分な油と水分を即座に吸い取ります。
【ステップ2:オーブントースターでの「揚げ直し」】
アルミホイルを一度手でくしゃくしゃにしてから軽く広げ、トースターの天板に敷きます。凹凸を作ることで唐揚げから落ちた脂が再付着するのを防ぎます。そこにレンジから出した唐揚げを移し、1000W(約200℃)で1分30秒〜2分ほど加熱します。
【ステップ3:仕上げの「30秒クーリング」】
トースターから取り出した直後は衣の表面に蒸気が残っています。すぐに口へ運ばず、網や清潔な皿の上で約30秒〜1分休ませると、表面の蒸気が完全に抜けて衣が急激に硬化し、驚くほど軽快な「カリッ」というクリスピー食感が完成します。