島津ゴルフ倶楽部のコースレイアウトは、自然の起伏を巧みに生かした全18ホール・パー72で構成されています。フェアウェイ自体は比較的広めに設計されているものの、巧みに配置されたクロスバンカーやガードバンカー、要所に絡む池や自然林がゴルファーのメンタルとターゲット精度を試します。
難易度を測る指標であるコースレートは、バックティー(チャンピオンティー)で73.0を超える難関仕様となっており、レギュラーティーからでも71前後の手ごたえあるセッティングです。アベレージゴルファーがスコアを崩しやすい最大の要因は、名物である「目の錯覚」と「芝目」にあります。
この地域特有の現象として、桜島からの芝目の影響が極めて強く働きます。一見すると上りに見えるパッティングラインでも、桜島を背にした方向への転がりは非常に速く、逆に下りに見えても重く止まりやすいという現象が生じます。現場のキャディやコース関係者の証言でも、「見た目の傾斜だけで打つと3パット、4パットの罠に陥る。桜島がどの方角にあるかを常に把握することが攻略の第一条件」と指摘されています。
さらに、アウトコースは正確な方向性が求められるテクニカルな設計が多く、インコースは雄大なロングドライブが楽しめる一方で風の影響を受けやすい特徴があります。当日の天気予報と風向きのチェックを怠らず、無理にパーオンを狙わずに手前から攻めるマネジメントが好スコアへの鍵となります。