「マルチツールの替刃はすぐ切れなくなる消耗品」と思われがちですが、超硬ブレードの導入と作業時のわずかな工夫で、寿命は何倍にも跳ね上がります。
特に配管工事やリフォーム解体において、ステンレス管や焼き入れビスを切断する場合、バイメタル刃では数秒押し付けただけで摩擦熱により刃先が丸坊主になります。対してボッシュのエキスパートシリーズに代表される超硬刃は、バイメタル比で最大50倍以上の耐久寿命を誇り、結果として替刃交換の回数とトータルコストを大幅に削減できます。
また、ブレードを長持ちさせる現場の基本テクニックは以下の3点です。
- 本体を強く押し付けない:マルチツールは微細振動で削り取る工具のため、押し付けると摩擦熱で焼き付きの原因になります。自重+αの軽い力加減が最も早く切れます。
- 切断中に刃を左右に振る(スイングさせる):削り粉(切り粉)を排出しながら切削ポイントを分散させることで、局所的な熱の集中を防ぎます。
- 低速〜中速回転を活用する:金属切断時はダイヤルを落として回転数を抑え、摩擦熱をコントロールするのが長寿命化の秘訣です。