マニュアル車であればクラッチを切らずにギアを落とすだけですが、現代の主流であるAT車(CVT含む)やハイブリッド車(HV)でも直感的にエンジンブレーキを作動させることができます。
AT車における「Sレンジ」と「Lレンジ」の使い分け
多くのAT車には「D(ドライブ)」の隣や下に「S(スポーツ/セカンド)」や「L(ロー/または2や1)」が備わっています。速度が出やすい下り坂では、走行中にDからSへ切り替えることでギアが1〜2段下がり、適度な減速力が得られます。さらに急勾配や急カーブが続く場面ではLレンジへシフトダウンし、強力なエンジンブレーキを発生させます。
ハイブリッド車やEVでの「Bレンジ」と「パドルシフト」
トヨタをはじめとするハイブリッド車に搭載されている「Bレンジ」は、Brake(ブレーキ)を意味するポジションです。下り坂で選択するとエンジンブレーキが強くかかるほか、駆動用モーターを発電機として利用する回生ブレーキが協調して制動力を高めます。また、ステアリング裏にパドルシフトが装着されている車両であれば、ハンドルから手を離さずに「−(マイナス)」のレバーを引くだけで瞬時にギアを下げてスムーズに減速できます。