タフティングの応用範囲は個人の住空間にとどまらない。最新のオフィスビルや高級アパレルショップ、あるいはホテルなどの商業空間において、機能性アートとしての需要が急拡大している。
厚みのある高密度の毛足は、優れた吸音効果を発揮する。コンクリート打ちっぱなしのモダンな建築やガラス張りのオフィス空間では、音が反響しやすいという課題が常に付きまとう。そこに色鮮やかで立体的なタフティングパネルを設置することで、意匠性の高さと静音性の双方を同時にクリアできるのだ。空間デザイナーたちの間で、タフティングは今や「空間の音環境を整える美しいソリューション」として定着した。