彼の名前と「詐欺」という言葉が強烈に結びついた最大の契機は、2017年に発生したVALU騒動に他ならない。個人の価値をトレーディングカードのように売買できる新興サービスにおいて、自らの価値(VA)をストップ高まで跳ね上げた直後、保有株式を突如として全売却。価格は暴落し、彼を信用してVAを購入した大勢の個人投資家が梯子を外される形となった。
当時、X (旧Twitter)やYouTube上では激しい非難の嵐が巻き起こり、過熱した批判は彼の自宅への嫌がらせや脅迫行為にまで発展した。自身が率いていたクリエイター集団「NextStage」も活動休止へと追い込まれ、実質的な解散を余儀なくされた。法的な「詐欺罪」として立件されたわけではないものの、市場のルールやファンの信頼を逆手に取った資金集めの手法は、ネット史に残る悪手として今なお語り継がれている。