旧来のミニクリプトン球から最新のLED電球へ更新する際、もうひとつの関門となるのが「ワット数(明るさ)の選び方」です。浴室は石鹸で体を洗ったり剃毛したりする手元視認性と、リラックスするための落ち着いた空間という2つの性質を兼ね備えています。
暗すぎると足元の石鹸泡に気づかず転倒する危険があり、逆に明るすぎると浴槽でくつろげません。一般的な1坪(1616サイズ)前後の浴室であれば、「60形相当(全光束約700〜810ルーメン)」が視覚的な黄金律とされています。落ち着いた雰囲気を好む場合は「電球色」、すっきりとした清潔感を求めるなら「温白色」や「昼白色」を選択するのがセオリーです。
DIYによる電球交換と、電気工事士による器具ごと交換にかかる費用目安は以下の通りです。
- LED電球単体の購入費用(DIY):約1,500円〜3,500円(大手メーカー密閉対応品・高演色モデル)
- ソケット破損・器具全体交換費用(プロ依頼):約15,000円〜35,000円(防湿防雨型器具本体+電気工事費・廃棄代)
パナソニックの浴室向けLED電球は、市場のレビューでも「外径がミニクリプトン球に極めて近く、狭い灯具にもすんなり入る」「演色性(Ra84以上)が高く肌色が自然に見える」と極めて高い評価を獲得しています。ネット通販のノーブランド格安品は、外形寸法が公称値よりわずかに膨らんでいるロットも見受けられるため、寸法管理が厳格な国内メーカー品を選ぶのが無難です。
【プロの結論】買って良い電球・おすすめできない電球の判断基準
住居のメンテナンスにおいて、安全性とコストパフォーマンスを両立するための明確な選定基準を提示します。
【選ぶべき電球の条件】
- パッケージに「密閉型器具対応」の文字が明確に刻印されている。
- 旧電球と同等の「外径」および「全長」が明記された小形電球タイプ(E17の場合)。
- 大手照明メーカー製で、PSEマークと長期保証(5年保証等)が付帯している。
【避けるべき電球の条件】
- 「密閉器具不可」または密閉対応の記載がない超格安LED電球。
- 調光機能付きスイッチの浴室であるにもかかわらず「調光器非対応」の電球を選ぶこと。
- ヒートシンクが大きく、器具のガラスグローブ内寸とクリアランスが数ミリしかない製品。