サザンオールスターズは、メンバー全員がほぼ同年代であり、2026年現在ではメンバー全員が70歳以上のシニア世代となっています。学生時代からのバンド仲間が半世紀近くにわたり同じ旗の下に集い続けている事実は、世界的な音楽史においても極めて稀有な事例です。
桑田佳祐を語る上で欠かせないのが、キーボード担当であり妻でもある原由子の存在です。二人の出会いは青山学院大学の音楽サークル「AFT(ベター・デイズ)」。卓越したピアノ演奏技術を持つ原の演奏に桑田が惚れ込み、バンド加入を要請したのが始まりでした。
1982年に結婚して以来、私生活におけるパートナーであると同時に、音楽制作における最も厳格で信頼できるアドバイザーとして互いを支え合ってきました。自著や手記のなかでも、桑田は「原の客観的なアレンジ意見や演奏がなければ、サザンの楽曲は完成しない」と公言しており、健全な相互信頼が音楽活動の基盤となっています。