一方で、クライアントとの打ち合わせや国際会議、上司との面談などのフォーマルな場では、フランクすぎる聞き返しは避けるべきです。プロフェッショナルなビジネス英語においては、相手への敬意を示しつつ、正確な情報を再確認する知性が求められます。
グローバルな英語能力評価試験TOEICを主催するETSの分析でも、リスニング能力と同等に「聞き取れなかった箇所をその場でプロアクティブに確認・修正する能力」が実務上の評価項目として挙げられています。黙って知ったかぶりをするのが、ビジネスにおける最大の危険信号です。
ビジネスの現場で信頼を維持しながら使える丁寧な定番フレーズを整理しておきましょう。
- I'm sorry, I didn't quite catch that.(恐れ入りますが、少し聞き取れませんでした)
- Could you repeat that, please?(恐れ入りますが、もう一度繰り返していただけますか?)
- Would you mind saying that once more?(差し支えなければ、もう一度おっしゃっていただけますか?)
- Could you walk me through that last point again?(最後のポイントをもう一度ご説明いただけますか?)
「catch(聞き取る)」という動詞を使うことで、「あなたの発言が悪いのではなく、私の耳が追いつかなかった」というニュアンスを暗に伝えることができ、相手の気分を害さずにスマートに再説明を促せます。