高校受験での生徒募集を取りやめ、中学入試のみの完全中高一貫校へと移行した改革は、同校のカリキュラム設計に劇的な自由度をもたらした。6年間という時間を余裕を持って見通せるようになったことで、中3段階での先取り学習にとどまらず、教養を深める探究型の授業やデータサイエンスの基礎教育が大幅に拡充されている。
「以前のような高校からの編入生を迎えるためのカリキュラム調整が不要になり、中1から高3までの学びの連続性が一気に高まりました」。そう語る教育関係者の言葉通り、授業のスピード感と密度の濃さは以前にも増して洗練されている。解のない課題に挑むゼミスタイルの授業や、外部研究機関と連携したプロジェクトが日常の光景となった。