結婚の翌年、宮崎あおいに大きな転機が訪れる。2008年のNHK大河ドラマ『篤姫』で、史上最年少での主役抜擢。この作品は社会現象となるメガヒットを記録し、彼女は名実ともに国民的女優の座へと上り詰めた。多忙を極めるスケジュールと、背負う重責の大きさは計り知れないものがあった。
一方の高岡蒼佑も、TBSの大ヒットドラマ『ROOKIES』で若藤を演じ、若者を中心に絶大なカリスマ的人気を博していた。だが、光が強くなればなるほど、二人の間に生じる影もまた濃くなっていく。
清純派のトップとして芸能界の王道をひた走る妻と、体制に抗い自らの美学を貫こうとする夫。二人の背負う看板や取り巻くスタッフの思惑は、次第にすれ違いの溝を広げていった。関係者によれば、互いを思いやる気持ちがありながらも、仕事の規模が大きくなるにつれてプライベートな会話の時間すら失われていったという。